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明日の横浜交通を創造する委員会(略称:横浜交通クリエーション)

5.23 横浜交通を知り!市民と共に公営交通で走り続けよう
横浜交通クリエーションと宮嶋教授からの提起

1.横浜交通クリエーションとは
横浜交通クリエーションは、市営交通のあり方を検討することが決まった昨年暮れ、東京工業大学宮嶋勝教授に政策活動について相談したところ「若手組合員による勝手連的な行動で市民・利用者の中へ飛び出して行くことが必要ではないですか」との示唆の下、1月中旬に執行委員会で「おおむね10名程度のメンバー」を募集したところ、13名の組合員が手を挙げてくれ、2月に初顔合わせ、2月末には自分たちが行いたいことを、まとめ3チームに別れ、3月以降準備作業を行ってきました。

2.職員アンケート80.5%回収
Aチーム「一心」は、横浜交通クリエーションの活動を交通局全職員に広報する行動と、全職員から交通事業を変えていくための英知をいただくアンケート調査・さらに市民アンケートを行うことにしています。
職員アンケートは、交通局の置かれている状況、メンバーの想い、さらに宮嶋教授からいただいている「9の提言」を冊子とし、全て手作りのアンケートを配布し、現在、回答いただきました内容を全てデータベースへ入力する集計作業中で、全横浜クリエーションのメンバーが作業しています。6月末までには入力作業を終え、宮嶋教授と共に分析を行い、いただきましたご意見と参考資料などを冊子にまとめ全職員へ配布する予定です。5月21日段階での回収率は80.5%となっています。また、この作業が終了次第市民アンケートの取り組みを開始いたします。

3.バリアフリー教室を実施
Bチーム「PR of 公営交通」は、公営交通が持つ「福祉・環境」に対する先進性を市民にアピールすると共に、実際に体験することで「福祉・環境」問題を身近に感じていただき、社会システムとして構築していくことをめざします。また、子供たちに公共交通に親しんでもらい、「福祉・環境」をキーワードとしたライフスタイルを提案したいと思います。4月に湘南台駅で行われた国土交通省主催の「交通バリヤフリー教室」に参加し、自分たちが行う「バリヤフリー教室」への貴重な参考となりました。5月5日には、滝頭営業所、市電保存館の協力を得て、初めての「バリヤフリー教室」を開催しました。
要員の問題、安全確保の問題・進行の問題など、イベントを進める上での様々な問題も見えてきました。今後の予定は、7月26日・27日に蒔田公園で行われる「南まつり」で、ちびっ子バス・ミニ地下鉄で子供と遊びながら、「交通バリヤフリー教室」を開催します。イベントのボランティアを募集しますので是非ご協力お願いします。

4.ISO9001の取得を
Cチーム「交通政策研究所」は、交通局が取り組まなければならない課題を調査し改善するために、公営交通の廃止都市の市民調査、民間事業者のサービス調査、独立行政法人の調査など様々なテーマの話込みを行う中で、ISOの取得、中でも顧客満足度に焦点を絞り9001シリーズの取得に向けて取り組みを行ってきました。ISOは、環境基準の14001シリーズ・9001シリーズ共に経営マネージメントシステムの構築であり、取得に向けての取り組みには大差がありません。交通局の場合、9001シリーズ取得へのプロセスを構築することでより市民・利用者へ身近な交通局とすることが出来、また、横浜市がめざす14001シリーズ取得への道が開けると共に、同時に取得することも可能です。

5.交通はまちづくりの公器市民の信頼に応えよう=宮嶋教授からの講演(要旨)=
宮嶋教授からは、今まで何回、再建計画を作り、事業のあり方を検討・審議してきたのか、まさか年中行事だからと思ってはしないか。今回のあり方検討委員会を最後の機会ととらえる必要がある。交通局には、仕事を表す良いデータがあるのに使われていない。市民はおろか職員も知らない。これでは大変嘆かわしい。いくつかデータを紹介する。

以前、皆さんが行ったバス利用者一万人アンケート調査でも利用者から75点という評価をされていた。市の事業で一万人に聞いて75点と評価されるものがあったら教えてほしい。そういう数字だと私はお待っています。どこの都市でもそうだと思うが市民意識調査を行っている。横浜市は企画局が行っているが13年度の意識調査で市の主な事業41の内、満足していると答えた1位が「バス・地下鉄の便」で33.3%(複数回答)、改善してもらいたい「バス・地下鉄の便」11位で17.1%、その差を見ても第2位(1位は普及率100%の下水道)という数字、市民はどのように交通事業を見ているのか、私はベスト10に入っていればと思っていたが調べるとこんな数字がでてくる。皆さんの仕事は、市民の皆さんからかなり信頼され、評価をされている。このことを認識すべき。その上にたって(1)公営事業者の立場を重視した時の意義(2)利用者の立場を重視した時の意義(3)まちづくりの立場を重視した時の意義が求められている。公営交通事業者の立場では「あり方検討委員会」で議論されている経営の効率化など、直球勝負が求められている。今回は、強速球が投げ込まれるわけで打ち返さなければならない。見送り三振は許されない。また、意志決定のスピードを上げること、リーダシップが求められている。利用者の立場に立った時、横浜市民がどのような町に住みたいのか、交通に対してどのような要望を持っているのか知らなければならない、先ほどの調査では1位は交通の便の良い町となっている。皆さんの仕事そのものではないか。今、区別の「バス・地下鉄の便」を解析しようとしているが土地勘がないため、交通局に調べてもらっている。市バスが頑張っていて評価がよいのか、民間バスが頑張っているのかでは話が全然異なってしまうが、市民・利用者が何を考えているのか、交通に補助をつぎ込むのであれば、つぎ込むだけの価値を発揮しているか市民に知らせること。情報公開が大切。まちづくりの立場は、地下鉄・バスがまちづくりの重要な一環に位置することを認識し浸透しているか。交通がまちづくりの公器であることを常に市民に訴えていく必要がある。

皆さんの取り組みは、市民に支持され期待をもたれている。しかし、「ナンバーワン」と言えるものだろうか、福祉・環境へのバスの取り組みは急速にスピード感を持って展開している。民営事業者や他都市と比較しても頑張り度は、「ナンバーワン」と言えるだろう。しかし、クリエーションが言うように75点で止まっていては「ナンバーワン」とは言えない。バスも地下鉄も「ナンバーワン」の目標を定め、公表し、労使一体で取り組む「ナンバーワン運動」を展開してもらいたい。
また、現在建設中の4号線の社会的便益のデータも交通局はお持ちだし、今年3月に麻布の自治大学を終了した方のレポートに「地下鉄がなかった時の社会的費用の計算」というのがあって、横浜で言えば交通渋滞で年間137億円、二酸化炭素の排出対策費用だけでも5.3億円の環境へ対する効果があることが言われています。
公営交通の抱えている問題は、公営交通全ての問題であり、各都市の知恵は拝借することも必要になります。私なりに各都市の調査をしていますので後日の報告とします。

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